Ken TOMIOKA blog 

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北九州芸術劇場「錦鯉」を見てきました。

シアターBRAVAの支配人のお誘いで北九州芸術劇場プロデュース「錦鯉」を見てきました。タレントのヒロシが役者として舞台初出演!というのも興味がありました。舞台の作り方としては商業演劇とアングラ演劇の要素が半々。玄人好みの作風でした。ヒロシは普段の芸風から脱却。舞台役者に徹していたものの、発声やら演技は周辺役者と比べるとまだまだでした。カーテンコールでも自分の居場所が定まらない感じでしたが、それがかえって新鮮でした。主役は舞台版『電車男』で好演した鈴木一真。その妻役には華やかな容姿の女優・田中美里

ところでこの劇場で今週末に上演される三重苦のヘレン・ケラーの物語「奇跡の人」に出演する女優田畑智子は朝のNHKドラマでもおなじみですが、実は僕の高校の同級生のお嬢さんなのです。応援してあげてください。

一万人の第九富岡クラス合同打ち上げパーティー追記

Htl12_01 パーティーは立食形式ではなく、テーブルと椅子の披露宴式?にグレードアップしたとの連絡を受けました。我先にと競いあうことなくゆったりと歓談できますね。

会場の正式名称は ホテルモントレ ラ・スール 大阪 ホテルのHPは

http://www.hotelmonterey.co.jp/lasoeur_osaka/

まだ定員に余裕があるとのこと、ふるってご参加ください。

申し込み・お問合せはお世話いただいている実行委員会へ

mirumiruku262@yahoo.co.jp

ホームページリニューアルです。

数週間お休みさせていただいていたHPですが、少し手直しのつもりが例によってついついあちらこちらさわってしまい、挙句の果てにまだ未完・・・・。一区切りついたので部分的に公開することにしました。

目玉は「デザインの統一感」「合唱指揮者のための情報サイトの新設」です。ご意見をお聞かせください。

一万人の第九富岡クラス合同打ち上げパーティー

12月3日(日)の演奏会終了後、富岡クラスで打ち上げを企画してくださいました。数年ぶりのことで、うれしく思います。レッスン中は皆さんと個人的なふれあいができなかっただけに、この機会に皆さんと親しく交流させていただければと願っています。ふるってご参加ください。

  1. 場所・・ホテル・モントレ(大阪ビジネスパーク内に最近オープンしたばかりのホテル)
  2. 会費・・5000円 (立食パーティー形式。壁に沿って椅子はご用意します)
  3. 時間・・19時から21時
  4. お世話係・・富岡クラス打ち上げ実行委員会(合唱団大阪コンソート内)

詳細・お申し込みはお世話いただいている委員会までメールをお願いします。会場の都合で先着100名となっていますので、ご希望の方はお早くお申し込みください。

一万人の第九の掲示板開設。

例年は9月に始まる第九が今年はお盆休みが終わってすぐに最初の練習日を迎えました。汗を拭きふきの練習ながら、最初からどんどん飛ばしました。経験者クラスですから「歌えるところは歌える」。難易度の高い部分を重点的に取り上げました。経験者クラスにもぐりこんできた初心者の方は面食らったことでしょうね。次回からは少しスピードを落としてしますので、ご安心ください。

さてお約束の第九富岡組の掲示板を開設しました。PC専用ですが写真もアップできます。皆さんとの交流が深まることを期待します。

小生のLINKページにあるKEN'S NETWORK「一万人の第九」紹介記事からクリックしてお入りください。

「乳香と没薬」は漢方薬にもあった!!!

オペラ「アマールと3人の夜の訪問者」での重要な小道具である「黄金と乳香と没薬」。

黄金はともかくも、なんとなく漠然している「乳香と没薬」について、
興味深い話を東京の漢方医・九鬼伸夫さんのHPから見つけました。
ご紹介します。

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約二千年前、パレスチナの寒村ベツレヘムで、旅行中の貧しい大工の子としてイエスと呼ばれる赤子が生まれた。東方にあって占星術の研究をしていた三人の学者が星に導かれてこの赤子を訪ねあて、三種の宝物を捧げた。それは黄金と乳香と没薬であった。新約聖書はそのように、後にキリストと呼ばれる人の誕生の物語を伝えています。

幼いころにこの話しを聞いて、乳香、没薬という見たことも聞いたこともない宝物の名に、とても神秘的、異国的な印象を受けたことを覚えています。それが一体どんな物なのかわからないまま、記憶の底に沈んでいました。

歳月は流れ、乳香が突然私の前に現れたのは、昨年のことでした。患者さんの一人が持ってきてくれたそれは、切り取った親指のような形をして、乳汁と果汁をかき混ぜたような不思議な半透明の色をしています。彼の言う方法で加熱してみると、芳香を含んだ白煙が、ふつふつという微かな音とともにたちのぼります。その香りは、深い森に抱かれたような安心感と清々しさを呼び起こすのでした。

その患者さんの身内の方が、アラビアから乳香の輸入をされている、ということで、私もその後ときどき譲っていただき、乳香を焚くようになりました。不眠や喘息などに効果がある、とのことでしたが、私の使い方はリラックス目的のアロマセラピーというところでしょうか。

乳香はカンラン科のニュウコウジュという木の樹脂が固まったもの、没薬のほうも、ごく近い種類の木の樹脂が固まったものだそうです。

私たちの生活にほとんどなじみのないこうした物に「乳香」と美しい日本語の名前がついているのが不思議に思えて、いろいろ調べてみたら、驚くことがたくさんありました。

だいいち、漢方治療のための生薬の事典に、乳香も没薬もちゃんと載っているではありませんか。シルクロードを通じて古くから西方と交易のあった中国では、乳香も没薬も古くから薬物として導入され、中国での生薬の名として、西方でいうオリバナムを「乳香」と、「ミルラ」を「没薬」と呼んだのでした。聖書と漢方薬がこんなところで結びついていました。

専門書によれば、中国では乳香、没薬とも外科・整形外科の常用鎮痛薬で、両者を併用することが多い、とあります。しかし現在の日本では、漢方治療に乳香や没薬を使うことはまずありません。

驚いた、というよりは不明を恥じるべきなのかもしれません。意外のもう一つは、ミイラです。ミイラって、没薬の原語に当たるミルラがなまって、しかも名前と物がズレたまま固定して日本語化してしまったものだそうです。古代エジプトでは、遺体を防腐処理してミイラ化するのに没薬が使われたのですが、その薬の名がミイラという名になってしまった、というのです。

異文化の出会いにこうした混乱はつきものでしょうが、混乱といえば、「カンラン」もコンランしています。乳香も没薬もカンラン科の木から採れます。「橄欖」と書いてカンラン、これをオリーブのことだと思っている方が少なくないのではないでしょうか。オリーブの実とカンランの実が似ていることから、中国で聖書を訳す時にオリーブを橄欖と書いてしまったのが混乱の始まりだそうで、日本語の聖書でも昔は混同されていたし、旧制高校の寮歌などでも、橄欖と書いてオリーブとルビをふったものがあるそうです。

全文はこちらです。
http://www.asahi-net.or.jp/~mh9n-kk/saijiki12.html